こんにちは、石原です。
私は絵を描くのも、観るのも、とても好きです。
何故好きなのかと問われると、うまく答えることができないのですが、
観ているときは決まって静かな気持ちになります。
この忙しなく、騒音の多い日常の中、
静かな場所など限られていて、
いつも何かしらのざわついた気持ちを胸に秘めている。
しかし、絵を眺めていると、空気が急にぴたりと動かなくなり、
まるでパラレルワールドに紛れ込んだかのように、
現実感を失って、時の流れが変化する。
時に追われる生き方をしている、ほんの隙間に、
無音の場所があります。
それが絵を目の前にしている時なのです。
来月、私は観劇に横浜へ行くのですが、
そのタイミングで、ずっと昔から好きな画家の回顧展を、汐留で観ることができます。
「ジョルジョ・デ・キリコ」
初めて観たのは、美術の教科書。
一瞬で心を捉えられてしまいました。
見たこともない景色だけれど、昔どこかでそれを目の当たりにしたような、
夢の中だったのかもしれない、生まれる前だったのかもしれない、
そんな不思議な気持ちにさせる画家です。
デ・キリコの絵は、観た人、誰もがそのような気持ちになるのだそう。
既視感やデジャヴと言った、反応を呼び起こす力がある。
私がこの絵を観たときに感じる、遠い過去の記憶のようなものを、
誰もが感じるのかと思うと、不思議な気がします。
そして、嬉しくも思います。
遠い過去では、今は知ることのない誰かと、繋がっていたのかもしれないと、
全ての人が同じ感動と共有で結ばれるような気がして、
寂しさなどない世界のことを、
しばし夢見ることができるのです。
【
gasa*grue / カンタとレース フリルブラウス】
スタッフの松村がいつも着用していて、とても似合っていて、
羨ましく思っている、こちらのブラウス。
使い勝手の良さが魅力で、コーディネートの幅を広げてくれる一枚です。
インドの職人が丁寧に手作業で紡ぎ出した、ステッチや、刺し子。
gasa*grueの魅力は、誰でもが作れるようなハンドメイドではなく、
ちゃんとそこに職人の技術が存在するところ。
そうでないと、こんなに洗練された印象には、決してなりません。
gasa*grue / カンタとレース フリルブラウス
YAB-YUM / WALKING SKIRT (KNIT WOOL)
MARCOMONDE / Switzerland タック編みタイツ
AUTTAA / レースホールブーティー
シャツを中に入れる着方は、私が今シーズンから覚えた着こなし。
今までは恥ずかしくてできなかったのですが、むしろすっきり見える気がして、
今はとてもおすすめしたい着方です。
YAB-YUMのスカートもあたたかくてとてもおすすめ。
展示会であまりに気に入ってしまい、3色お店に並べています。
もちろん私自身も購入しました。
昨日はシンプルなニットに合わせて着ていました。
組み合わせを楽しむこともできて、一枚で存在感のあるお洋服は、
Re;liの得意とするところです。
まるで銀杏の葉っぱのようなこちらの色味。
私がワンピースとスカート購入した色です。
こちらの色はグラデーションカラーが際立ちます。
若草色のような生地が刺し子で縫製されていて、レースは明るいベージュ。
gasa*grue / カンタとレース フリルブラウス
gasa*grue / カンタとレース ギャザースカート
YAB-YUM / GROCERY COAT(FLANNEL)
AUTTAA / ペコスブーツ
贅沢な着方ではありますが、上下でカンタとレース合わせで、
ワンピースのように。
上から羽織っているYAB-YUMのコートは、今年一番店頭で人気のあったアウターで、
全ての素材を入れていましたが、最後の一枚となりました。
ホームページにもまだ掲載できていないのですが、フラノ素材の軽くて上品な印象を持っています。
長いコートが永遠に好きなので、私はきっと毎年毎年、長いコートを買うのでしょう。
衣服が体を包み込む感覚が、いつも何だか好きなのです。
存在感のあるお洋服同士を、組み合わせても、威圧感がないのは、
洋服自体が持ち得ている静けさではないかと、私は思います。
gasa*grue / カンタとレース フリルブラウス
gasa*grue / ピンタックとgg ビッグシャツ
susuri / クリーパーワイドパンツ
AUTTAA / ヒールパンプス
まるでジャケットのように羽織って着れるというのが、
重ね着の好きな私にとっても心惹きつけられるところ。
まだふんわりとボリュームがでますが、着込むとしっくり馴染んでしまうのが、
この生地の素晴らしいところです。
そして履いている
susuriのパンツは、表と裏とで随分表情が変わる、
かっこよさとリラックス感とを兼ね備えた一本。
ウエストにつけたストラップはサスペンダーにもなります。
この可愛さはなかなかお写真では伝わりづらいところもありますが、
ご着用いただいて、いろいろと組み合わせると、可愛いだけではない、
実用性の高さも実感していただけると思います。
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