こんにちは、石原です。
ヘミングウェイという人は、20世紀に活躍したアメリカの作家の中で、
もっとも愛されていたと言っても良いくらい、その文学的スタイル、私生活に至るまで、
人々が理想とするアメリカ的な生き方を再現していました。
釣り、狩り、ボクシング、闘牛。
恋多き人間としてもよく知られる彼は、結婚と離婚を幾度となく繰り返しています。
彼は、晩年、自らがとても愛用していたライフルで自殺を遂げます。
いつしか、おおらかで気の優しい彼を、追い詰めていったもの。
それを想像すると、とても悲しい気持ちになります。
先日ヘミングウェイの短編集を読み終えました。
学生の時に一度【老人と海】を読んだのが、ヘミングウェイを初めて知った瞬間です。
あまりに淡々とした書き方に、文字を辿っているというだけで、
内容に入り込めなかったのをよく覚えています。
しかし、先日読んだ短編集はとても良かった。
事実を事実として書く手法、比喩表現の限りなく薄い、無駄のない文体が、
読み始めは物足りなさを思ったのですが、
一つひとつ短編を読み進めるうちに、そのよく練られた編集といいますか、
この短編の緻密に計算されたに違いない順番に唸りました。
その編集に関しては、ヘミングウェイの技量ではないのですが。
戦争の残骸が当たり前の風景のように登場する部分。
ニックの冒険活劇に登場する、自然を知り尽くし生き延びる、
こと細かな造作の描写は、まるで自分がその場にいるような感じがして、
好きな部分でした。
ヘミングウェイの生き様を、垣間見る事のできた短編集。
時間が経って、今度は、実際書かれた、時系列順に読むのも
おもしろいかもしれないと思う今日この頃。
本日は、今季よりお取り扱いがスタート致しました、
気持ちの寄り添える、優しく暖かい小物ブランドのご紹介。
-
Suno&Morrison-
オーガニックコットンのガラ紡を中心に、
インドやタイの手紡ぎの糸など、デザイナー自身が実際に使ってみて気持ちよいと
感じた糸や素材で、ものづくりを行っている。
普段の生活の中に溶け込むような、側に置いておいて気持ちのよいもの。
大量に作る事は出来ない、人の手を感じられるもの。
そして、作られる背景にも魅力があるものをめざし、
日々素材と対話しながらものづくりに取り組む。
デザイナーさんの齋藤さんは、とても柔らかな空気を携えていて、
すごく可愛らしい女性。
ふんわりとした表情の中に、糸へのこだわり、ものづくりへのストイックなまなざしを垣間見ます。
Re;liの空間に、ほっとする安堵感を与えてくれるような、ガラ紡を使った小物の数々。
ひとつひとつご紹介したいと思います。
Suno&Morrison / Cotton Stone×Gold Petit Pierce
織りの際に残ってしまう糸をかためて、石の様に見せたピアス。
石ではなく糸なので、軽石のような軽さ。
絹糸の上から純金を撚った、純金糸で作ったゴールドのパーツと組み合わせてあります。
一粒一粒手作業で作られておりますので、サイズやカラーは一点一点微妙に異なります。
ピアスは三型ございます。
まずは、Petit Pierceから。
右と左で異なるデザイン。
耳にぴたりと貼り付いて、さり気無い装い。
純金糸の玉も密やかな存在感を放っています。
col.インディゴブルー。
オリエンタルな気配漂う。
col.サックス。爽やかで、清閑なイメージ。
一つの耳に二つつけるのも良いと思います。
col.アイボリー。
白っぽい糸にゴールドは上品な雰囲気。
Suno&Morrison /Cotton Stone×Gold Assimmetry Pierce
片方は垂れ下がり、片方はぴたりと張り付くデザイン。
人が動くとピアスも揺れる。
Suno&Morrison / Cotton Stone×Gold Circle Pierce
一番女性らしさのでるサークルピアス。
私はこの色を購入して、髪を結んでいるときに愛用しています。
留め口はこのように穴に通すタイプです。
こちらも左右違うデザインになっています。
大きい石が一つのものと、小さな石が並ぶ方。
つけるとこのように、さりげなくゆらり。
糸の間に挟まった純金の丸玉が可愛いのです。
本当に石のように見えてしまう、色のグラデーション。
ピアスをたくさん買ってストックして置くのは、
女性ならみなさん、開けてる方は共通するところ。
お値段も全てお手ごろです。
Suno&Morrison / Hand Woven Indigo Mix Coaster
主にガラ紡のインディゴ染めなどの残り糸を使用し、
手織りで織られたコースター。
一枚一枚、色や柄が異なります。
【ガラ紡とは】
Suno&Morrisonのメイン素材の一つ、ガラ紡。
ガラ紡はガラ紡機という紡績機で紡がれた糸の事です。
ガラ紡機は、明治時代後半に日本で考案された、最も古い日本製の紡績機。
元来は、繊維品が貴重だった時代に、糸くず等の繊維のごみを糸として再生するためにつくられました。
当時はまだ電力が無く、水車で動いていたそうです。
一時期は普及していたガラ紡機ですが、現代の量産型の紡績機に押され、
徐々に衰退して行き、現在は2,3件で稼働しているのみとなってしまいました。
ガラ紡機の紡ぐスピードは大変遅く、1日で出来る糸の量は約10kg。
これはSuno&Morrisonの大判ストールに換算すると、25枚分程しかありません。
しかしながら、ゆっくり紡がれるが故に、空気を含み、柔らかく軽い、
まるで手紡ぎのように素朴なムラ糸が仕上っていきます。
これは、現代の紡績では決して真似する事のできない、
ガラ紡ならではの風合いであり、日本の素晴らしい技術です。
Suno&Morrisonで使用しているガラ紡は、原料がオーガニックコットンの落ち綿※になります。
その為、通常の綿の原料のものに比べさらに柔らかく、肌あたりの優しい風合いの生地に仕上がっています。
ご自身で使って頂くのは勿論、お子様や出産祝いなどに。
いつも側に置いて、ガラ紡の心地良さを是非実感して頂けたら幸いです。
※落ち綿とは、現代の紡績機では糸になりきれず無駄になってしまった、短い
繊維の事です。
以上 Suno&Morrison デザイナーによる説明文
オーガニックコットンのガラ紡で編まれたコースター。
物腰の柔らかい配色。
コースター製作は息抜きにとても楽しく作っていると言われていた
デザイナーの齋藤さん。
作ることへの愛着を深く感じます。
Suno&Morrisonはバッグ、ストール、ポーチも非常に可愛くておすすめです。
今から多数入荷いたしますので、こちらも是非ご期待下さい。
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